(平成13年7月4日 市都市景観形成重要建築物指定)大久保町西島1185
兵庫県南部地震の被災により全壊となり、再生を余儀なくされましたが、古くから西島地区の酒造家として栄え、主屋、酒蔵など敷地内の主要な建造物群が一体的に保全・再生されています。特に主屋の再生にあたっては、構造部材を再利用するとともに、瓦の種類と開口部の意匠変更を除けば震災前の姿をほぼ継承しています。建築年代は、主屋が享保(きょうほ)5年(1720)と明らかとなっており、現在残る前蔵と酒蔵も18世紀の建築と推測されます。【マップ中・大35】