（平成9年11月28日　市都市景観形成重要建築物指定）二見町東二見1686
 
　肥料となる干鰯(ほしか)などの出荷でにぎわった二見港に通じる旧街道に面しています。明治に入ってから増築された沿道部分は肥料問屋としての歴史を物語る商家の構えを現在まで非常によく伝えています。特に、主屋部分の上屋(うわや)の妻面の一部が通りから見えるため、ひときわ印象的な景観を醸し出しています。建築年代は、祈祷札の年号から文政7年（1824）以前に遡ることが明らかとなっています。