白沙(はくさ)荘

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(平成11年3月26日 市都市景観形成重要建築物指定)二見町東二見1454
 
 日本画家橋本関雪の別荘で、段丘の突端部に位置し、海の眺望を重視した建物です。意匠的には、華美に流されることなく、数寄屋(すきや)風の要素を取り入れつつ、仏間には火灯(かとう)窓を採用するなど多様な様式を組み合わせた和風住宅としての特徴を備えています。大広間などを除く当初の部分は大正3年(1914)頃に建築されたもので、大規模な近代の和風建築として市内でもめずらしい建造物です。
白沙荘