行在所
大久保御小休所は、大久保町大久保町の安藤弥三太が所有する家屋があてられました。8月9日、姫路を発たれた明治天皇は午後3時23分に到着され、小休止のあと同3時57分に光明寺へと向かわれました。このときに使われた御小休所は、大正8年(1919)に西300mの所へ聖蹟記念館として移築されました。
御小休所
ところで、明治天皇は明治5年(1872)から明治18年(1885)の間、“邦(くに)を知り国を治める”ために日本国内を6回、巡幸されています。巡幸は、沿道の住民に経済効果をもたらし、「慈恩に満ちた帝王像」「至高の存在である天皇像」を国民に印象づけたといわれています。