宝林寺(ほうりんじ)(真言宗)

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材木町14・5
 
 宝永(ほうえい)2年(1705)に京都仁和寺(にんなじ)の宥真(ゆうしん)和尚の開山といい、仁和寺の末寺です。寺の前には船奉行(ふなぶぎょう)支配下の水主(かこ)たちが住む水主町がありました。
 昭和20年(1945)戦災で主な建造物が焼失しましたが、本尊の「木造聖観音立像(しょうかんのんりゅうぞう)*」だけは防空壕に入れられていたため、難を逃れたといいます。この像は平安時代のもので、定朝(じょうちょう)様式の優雅な美しさをもちます。昭和41年(1966)に新本堂が建立されています。【マップ東29】
*県指定文化財
宝林寺