無量光寺(むりょうこうじ)(浄土宗)

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大観町10-11
 
 慶長(けいちょう)18年(1613)に中興されたと伝わっています。昭和20年(1945)戦災で塔頭(たっちゅう)の大部分が焼失しましたが、名工左甚五郎(ひだりじんごろう)作といわれる彫刻のある山門(さんもん)だけは焼失を免れました。5代藩主松平忠国が『源氏物語』にちなんで、山門前の道を光源氏が明石の上の館(やかた)に通った「蔦(つた)の細道」に設定しています。
 また、小説『出家とその弟子』の作者倉田百三(くらたひゃくぞう)が逗留(とうりゅう)するなど文学関係者とのかかわりが深い寺です。【マップ東33】
無量光寺