和坂2丁目8
大永(だいえい)年間(1521〜28)に開基されました。寺には、寛保2年(1742)に甲谷六左衛門(かぶとやろくざえもん)が寄贈した横1.8m、縦3.1mの大きな極彩色の涅槃(ねはん)図があります。昭和20年(1945)の空襲で本堂は壊されましたが、この涅槃図は難を逃れました。三木合戦にあたりこの福林寺の僧が伊藤白右衛(いとうしろえ)と名乗って別所長治に加勢して武功を立てたといいます。
『播磨名所巡覧図絵』にみえる東の唐熊山(神戸市西区)には当寺の墓があります。【マップ中・西6】