大久保町大久保町706
慶長(けいちょう)13年(1608)に創建され、創建時は金ケ崎の正覚寺(しょうかくじ)から、2世は大久保の教専寺(きょうせんじ)から住職が来ましたが、3世からは内藤氏が継承しています。
『明石名勝古事談』によると、初代の兵庫県知事伊藤博文が慶応2年(1866)に長州(山口県)の間諜(かんちょう)として幕府・明石藩の情勢を探るために明石藩に潜入し、寺継ぎの方法で密書を送りました。その第一中継点になったのが常徳寺だといいます。明石藩はその年、長州征伐に藩兵を出しました。【マップ中・大9】