大久保町谷八木742
『播磨鑑(はりまかがみ)』には如意寺(にょいじ)(神戸市西区)の末寺で、天承(てんしょう)年間(1131〜32)に願西(がんせい)上人が開基とあり、一説には養老(ようろう)元年(717)行基(ぎょうき)により開基されたともいわれています。海蝕崖の先端に建立されていましたが、激しい海岸浸食により削られて、境内もなくなり、村とともに再三移動した後、現在の地に再建されました。地元の人々は海中に没した境内の辺りを「長光寺のハナ」と呼んでいます。また、「鶴松」と呼ばれた名松の写真が寺に残っています。【マップ中・大13】