大久保町八木310
神戸市西区櫨谷(はせたに)にある如意寺(にょいじ)の末寺で、養老(ようろう)元年(717)、行基が自ら刻んだ十一面観音を置き、伽藍(がらん)を建立した時、「来迎寺」と名付けたそうです。
元正(げんしょう)天皇(在位715〜724)の頃には、西方坊(さいほうぼう)、吉祥坊(きっしょうぼう)、極楽坊(ごくらくぼう)など6カ坊があったといわれています。本尊の十一面観音は大正13年(1924)に焼失し、翌年新しく迎えたもので「三世観音」と呼ばれています。明石西国33カ所の第6番観音霊場です。【マップ中・大18】