大久保町江井島503
天平(てんぴょう)年間(729〜48)、行基が寺を建て、薬師如来を安置したのが始まりといわれています。平安時代後期の永久4年(1116)に平等院の大僧正(だいそうじょう)の行尊(ぎょうそん)により再興されたことや、室町時代後期の元亀(げんき)3年(1572)には東案賢正(とうあんけんしょう)上人が本堂を再建したことなど、盛衰(せいすい)を繰り返した記録が残っています。
また、この寺には寺水で知られる井戸があり、酒造りに使われました。最盛期には、水を運ぶ牛車が絶えず来ていたといいます。【マップ中・大32】