瑞雲寺(ずいうんじ)(真言宗)

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魚住町中尾112
 
 天平(てんぴょう)年間(729〜749)に行基が建立し、谷之坊とも呼ばれ、よし葺(ぶ)きの庫裡(くり)の屋根が有名でした。本尊は室町時代の大日如来坐像、脇侍(わきじ)は不動明王(ふどうみょうおう)と地蔵菩薩です。
 この寺には、9代藩主松平直常が寄進した狩野探幽(かのうたんゆう)筆「維摩(ゆいま)の軸」や明石藩の儒者梁田蛻巌(やなだぜいがん)の書いた「瑞雲寺記」、伝智証大師(ちしょうたいし)筆「不動明王画像」の掛物などがあります。境内には太平洋戦争で戦死した兵士の忠霊塔が建てられています。【マップ西5】
瑞雲寺