二見町東二見1643
文永(ぶんえい)4年(1267)に創建された二見最古の寺です。境内には戦国時代の武将「横河重陳(よこかわしげのぶ)の墓*」があり、横河家の菩提寺(ぼだいじ)となっています。天正、寛政と二度も発生した二見村の大火災で、不思議に観音堂だけ焼け残りました。
その霊験(れいげん)により火防(ひふせ)観世音菩薩と呼ばれて地元の信仰を集めています。この寺では6月に白い花を咲かせる沙羅双樹(さらそうじゅ)が有名で、見ごろに合わせて本堂では「釈迦涅槃(しゃかねはん)図」も公開されます。【マップ西24】
*市指定文化財