二見町西二見943
行基が開いたと伝えられ、寛永(かんえい)3年(1626)に海雲上人が中興(ちゅうこう)した海雲寺は御厨(みくりや)神社の別当寺院で、威徳院など二院四坊がありました。明治になり、廃仏棄釈(はいぶつきしゃく)によって最蔵坊だけが残り、昭和16年(1941)にこの坊を威徳院と改称しました。
昔、沖を通る船が帆を下げて敬意を表したので「帆下げ観音」と呼ばれていた観音菩薩は威徳院南の浜の観音堂にありました。観音堂焼失後この寺に祀られています。【マップ西32】
威徳院(いとくいん)(真言宗)