二見町西二見
『今昔物語』巻17第20に「今昔播磨ノ国印南ノ郡歌見ノ浦ト云フ所ニ一ノ寺有リ。極楽寺ト云フ。」とあります。この寺が西二見の極楽寺であると伝えられ、現在は阿弥陀堂(あみだどう)が建っているだけです。
堂の西北に「夜泣(よな)きの塔」と呼ばれる3基の五輪塔があります。大正時代の末頃、神戸の富豪がこの石塔を買い取り、屋敷の庭に据(すえ)えましたが、毎夜「二見に帰りたい」という泣き声がするため、元の場所に戻したといわれています。【マップ西33】
極楽寺(ごくらくじ)(真言宗)