地蔵講(じぞうこう)・念仏講(ねんぶつこう)

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 慈泉寺境内に現存する観音堂の位置に地蔵堂があった。これを移築して本堂(前本堂)の中核とし、地蔵菩薩を本尊とした。その事業の願主は、本堂にある上棟文によれば地蔵講、念仏講と記されており、安永(あんえい)7年(1778年)3代住職晦堂、4代住職鉄網の両和尚の時期である。ここから推測して地蔵講、念仏講が存在していたことが判明するが現存しない。なお、現存する後述の念仏講とは異なる。