乙子朔日(おとごづいたち)神事(神社行事)

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七五三、厄年及び本卦(ほんけ)(還暦)を迎えた氏子の厄除神事が乙子朔日に、鳥羽八幡神社で執り行われる。当日、早朝からこれらの人々による餅ほり(餅まき)が行われる。
なお、この日に、厄年の人の厄払い、本卦(ほんけ)(還暦)の人のお祝いの餅を食べると災難を免れたり、福寿無量(ふくじゅむりょう)になるとの言い伝えがある。
また、祈祷を終えた後、餅をまいて人に拾ってもらうことによって、共に喜びを分かち合うという意味がある。
(実施日) 旧暦 12月1日
 
※「乙子(おとご)」とは、「甲(こう)」に対し、下の子(末子、おとんぼ)を指す。「乙子朔日(おとごづいたち)」の場合の「乙子」とは旧暦の年の最後の月、12月をいい「朔日」とは月の初日である1日を指す。従って、「乙子朔日」とは旧暦の12月1日を指す。

餅ほり(昭和42年頃)