目次
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鳥羽地区
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昔の村の様子と子ども達の生活(昭和30年頃)
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冬
地神(じがみ)さんの正月のお飾り
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正月が近づくと男の子達は地神さんの正月を迎える準備をする。各氏子毎にそれぞれ山林(現・神戸市西区王塚台など)から採取してきた松と竹を組合わせた「門松(かどまつ)」を地神さんの「祠(ほこら)」の両脇に立て、更に野々池から採取してきた芝と砂を敷きつめて「祠」の前庭をつくる。
この作業が終ると、松の小枝(三方に伸びたもの)と小さな笹の枝をワラで束ねて作った井戸の魔除けを、氏子毎に各家庭に配付する。
昭和50年頃のとんと(野々上3丁目)