目次
/
各論
/
Ⅰ 鹿ノ瀬を巡る争いの歴史
2.ヤマタテ(山立て)漁師の海の位置を定める方法
24 ~ 24 / 95ページ
特定した場所(目印となる山や大木など)を複数決めて、その場所を目線で定めて例えば好漁場などの位置を覚える方法で、昔から使われ、今も使われている。鹿ノ瀬の場合は明石城の坤(ひつじさる)櫓(やぐら)と淡路島北端の江崎灯 台の二点から西へ真っすぐ平行線を引く。さらに家島郡島東端の上島から南東へ淡路島の高峰・先山と、江崎灯台へ線を引き、これらがクロスする線など五点が交差する“内海域”をいう。
鹿ノ瀬の場所・山立て(『蛸の国』より)