4.鹿ノ瀬の地形の変遷

24 ~ 24 / 95ページ
 170万年前、瀬戸内海が湖の時代から各河川の砂が運ばれ、50万年前頃からは淡路島と六甲山が隆起を続け、明石海峡は急な海中の深場となった。深い所から浅瀬にかけて上昇する流の速い海流ができ、さらに砂を押し上げて瀬を造った。
 鹿ノ瀬は、海に生きる人たちにとっては大いなる恵の場所であるが、陸の畑と違ってハッキリと境界線があるわけでなく、漁場と境界を巡る争いは絶えなかった。