目次
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各論
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Ⅰ 鹿ノ瀬を巡る争いの歴史
7.江戸時代 西二見村の漁師の定書き
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西二見では宝暦の訴訟を東二見と共に戦って負けた後、多額の訴訟費を抱え込んだことや漁場が減った上に、漁獲の減少が続いた事などから定書を作って申し合わせ、約定・規約は守り、抜け駆けはせず、違反した場合は連帯責任をとる事などを決めた。厳しいことであるが、生きて暮らしを守るための、まさに自治の姿勢である。