江戸時代になり繁栄が続くと密猟なども増えてきた。しかし、昔の日本の生産者は無理をしなかった。資源保護のために、網の目の大きさを制限して稚魚などは逃がし、漁法・漁期もお互いに制限して、資源を守ってきた。それは海だけでなく山でも、木を切ったら必ず植林をし、「30年後のため」、孫の時代に向けて木を植えたという話を各地で聞く。
また、最近は川を通じて山と海の環境の循環を真剣に考えて海の民・漁師さんが植林をしている。山が荒れると漁場が荒れるという、昔からのいい伝えを、全国各地の漁業者が実践し始めている。