現在のイカナゴ漁

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 1930年代になり漁船に焼き玉エンジンが付くと、イカナゴの入るのを“待つ”漁法から、船を走らせて“追う”漁法へと変わり、船の後尾に取り付けた袋網に入らせて獲る「パッチ網」が考案された。漁船の大型化、動力化がさらに進歩し、丈夫な合成繊維製漁網の開発により、現在行われているのが「船曳網漁」である。専業者は15人、2~4月はイカナゴ漁、他の時期はシラス漁を行う。夏季のみシラス漁、冬期はノリ養殖を行う兼業者は130人である。