乗り初め 1月2日

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船に大漁幟を立てて、家の床の間に供えていた鏡餅と串柿、みかんをフナバリに供え、浜で「龍宮さん」に供え、町内のエベッサンに供えて、船の上からみかんを撒いた。かますにみかんを50㎏も60㎏も買ってきて盛大に撒き、子どもが大勢拾いに来ていた。最近は、みかん、餅、小銭を袋に入れて近所に配る者もいるが、乗り初めを行う漁師は少なくなった。