14.明石城居屋敷郭御殿平面図

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 明石城の主郭部を囲む中堀の内、本丸の下に、さらに堀で囲まれた居屋敷郭があり、その中にあった御殿の平面図(画面右が北)である。元和5年(1619)の築城当初、御殿は本丸に設けられたが寛永8年(1631)の火災により焼失した後は、本丸下の下屋敷を改造して藩主の公私にわたる生活空間として使われた。内部は大きく分けて表御殿・奥御殿・台所から構成されていた。画面下部左(南東隅)にある表門は切手門と呼ばれ、明治16年(1883)に月照寺の山門として移築され、数少ない明石城の建造物として市の文化財に指定されている。

明石城居屋敷郭御殿平面図●明石市立文化博物館蔵*明石市指定文化財(383×239.5cm)

明石城居屋敷郭御殿平面図拡大①

「玄関」・「広間」・「書院」部分拡大

明石城居屋敷郭御殿平面図拡大②

「台所」部分拡大

明石城居屋敷郭御殿平面図拡大③

「切手門」・「厩」部分拡大