凡例

1.本書には、通番1から通番737までの全部で737点、現在収集できた明石型生船に関連する写真と関係する文献資料を掲載した。
2.写真資料は、瀬戸内海で活躍した生船資料と造船工程がわかる資料「明石型木造活魚運搬船”第8大丸”」「明石型木造活魚運搬船”第三常盛丸”」を中心に配列した。なお、同一写真が複数ある場合は1点のみを掲載した。複写写真は元写真をできる限り掲載した。
3.写真のキャプション内容には、「ID」、「年代」及び「版面」をデータとして記載した。
 ・「ID」は写真所蔵、提供者と資料の通番を示すものである。
  写真所蔵、提供者
   日野賀生 ID HN001     日野逸夫 ID HI001
   加瀬野久志 ID KS001    金井清 ID KN001
   嶋田直秀 ID SM001     矢野和子 ID YN001
   阪神内燃機工業株式会社 ID HK001
 ・「年代」の判別は所蔵者が記したものを優先とし、写真の中に記載があるもの、写真店が印字したもの、郷土史研究者が記したメモ順を優先順位としている。
 ・「版面」は写真の画面から読み取った情報と、写真を基に聴き取った情報を解説として記載している。
 ・「船名等」の特定については、写真画面から直接読み取った船名を優先とし、船体に表示された漁船登録番号から都道府県船籍を確認した。
 (例)第八拾壹住吉丸 HG2-3773 HGは兵庫県船籍 2は漁船法による等級標識(2級船 5トン以上100トン未満の海水動力漁船) 3773は各都道府県の配布する登録順番号、この番号は漁船の所有者が変わっても県外に出ない限り保持される。基本的に数字が小さいほど登録順は古くなる。
(例)土佐丸 KO2-1647は高知県船籍
 ・「撮影場所等」の特定については、撮影者、所蔵者の情報を優先し、被写体背後に写っている漁港、灯台、橋、島影や工場、マンション等の建造物から読み取った。
4.この「明石型生船調査資料集・生船写真帖」は明石市市制施行100周年を記念して、平成30年9月24日に設立された「生船研究会」が収集した資料を基に、あかし市民図書館ふるさと資料室生船チームが編集した「資料集」である。主に生船研究会メンバー及び大学等の研究機関、造船関係研究者等に配布し情報を共有するものである。将来、明石市立文化博物館において企画展等を開催する場合に改めて企画展図録として一般に公開する予定である。
5.なお、この資料を見て新たな情報を収集するために、あかし市民図書館ふるさと資料室においては、この「資料集」を閲覧できるように公開する。