(1)明石型のシアー(舷弧(げんこ))

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 シアー(sheer)とは側面から見た甲板の反り量をいう。シアーのもつ役割は大きい。波浪中ピッチングしているときシアーの大きい船ほど水中に船首を突っ込むことが少なくなる。そしてピッチングの際に船首尾部の余剰浮力を確保することで荒波の中を突っ切れる。小さい船が洋上を乗りきるにはこのシアーが必要となる。