〇ハウスの屋根

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 次に船橋とそれに続くハウスである。その屋根ともいえる部分に船具などを置くためか、滑り落ちるのを防ぐ囲いのようなものが取り付けてある。これも板をはりつけるとか、角材の支柱を取り付ければこと済むであろうに、しかし船大工はそれでよしとしなかった。囲いの支柱は入念に木工旋盤で凹凸がつけられ、まるで英仏製腰掛の脚のようなものになっている。