元大日水産富島造船所船大工 大崎進
大日水産社長 日野賀生
大日水産社長 日野賀生
昭和6年(1931年)兵庫県淡路島の富島造船所近くで生まれ、現在88歳。男3人女2人姉弟の4番目で三男として生まれた。暮らしていた家は、64歳の時に発生した阪神淡路大震災(平成7年1月17日)によって被災し、現在は土地区画整理がされ、無くなった。現在は淡路の富島に籍を置き家もあるが、妻が神戸の西舞子にいるため、富島と西舞子を行き来している。娘が2人はどちらも明石市に住んでいる。
淡路島の富島で昭和20年頃(14歳)から父親の弟子として船大工となる。親兄弟も船大工なので船大工にならざるを得ない環境であった。兄が二人と姉と妹がおり5人兄弟だった。姉と妹も造船所で事務をしており、姉は結婚して事務をやめたが、妹は大崎造船所のあと大日水産(株)富島造船所(以下、富島造船所と記載する)で長い間、事務の仕事をしていた。親戚もみんな船大工で、父親の姉の子4人も船大工であった。昭和30年代中頃まで大崎造船所に勤め、その後に富島造船所に入った。船大工職人だが従業員として雇用されていたので、跡継ぎの問題などはなかった。
旧津名郡北淡町富島における造船所位置図
大日水産(株)富島造船所施設配置図