目次
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総論1
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城下町の近代化
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(2)近代交通路の整備
(イ)道路
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旧西国街道が明治9年に国道へと引き継がれるが、旧時代の道であり、狭く、また、城下町の特徴である“遠見遮断”による屈折箇所も多かったため、交通に支障をきたしていた。兵庫県は、須磨-明石間に新国道の建設を計画し、大正12年7月5日建設に着手した。完成した区間から随時供用を開始し、全区間が完成するのは昭和8年6月であった。これにより、鉄道と国道の整備がようやく完成し、城下町近代化の基礎が整った。
開通直後の国道(人丸前)