相生町

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 江戸時代には東新町と呼ばれた町で、延宝6年(1678)の資料に初めて「東新町」の名前が記されている。城下町の東端にあたる。この町で古いのは「陶器商」であり、東に続く大蔵谷で陶器製造が盛んであったためと思われる。また、材木商「菅野屋」も古く、明治5年開業としている。資料①では染物商であった「丸山屋」は資料④⑤では帆木綿製造となっていて、明治期における商売の変遷をよく表している。肥料商は米穀商を兼ね、清酒醸造は陶器製造も兼ねている。
名前 業種・商品 屋号ほか 資料① 資料② 資料③ 資料④ 資料⑤
明石莚株式会社 莚叺(カマス)
高柳宮〔官〕次郎 材木商
高柳官次郎 材木商 五年開業
高柳官次郎 材木商 菅野屋
高柳官次郎 材木商
西尾重夫 小間物商
長谷川清次郎 縄莚叺商 十五年開業
森本末五郎 材木商
吉川重三郎 肥料商 兼青物商 灰ヤ
吉川米穀店 米穀肥料 米穀商
吉田喜太郎 荒物商
茶谷喜助 陶器商
茶谷喜助 明石焼陶器卸商
堀商店 燐寸及小函 燐寸小函商
三宅元治郎 清酒醸造 兼陶器製造
横山治右衛門 染物商
横山治右衛門 帆木綿製造販売 丸山屋
横山治右衛門 帆及船具 メリケン松右衛門帆