江戸時代からの鍛冶屋、先祖は柏屋庄兵衛。庄左エ門の頃、鍬や車などの農鍛冶だった。清勝氏は中学校を出てから、松戸(現千葉県松戸市)の航空機乗務員養成所に入った。終戦後、明石に帰って産業機械の修理・旋盤加工などの家業を手伝うようになった。当時は淡路から若い衆が2、3人来ていた。5~8年で独立して出て行った。月に2回、1日と16日が休みだった。半勘定で15日と30日の2回に分けて給料を支払う。正月は2日にあいさつ、4日が仕事始め。おじいさんにあいさつして一杯飲む。5日から本格的に仕事をする。盆も3日休む。吹子まつり……火の神さんは京都の鞍馬神社。毎朝仕事前に手を合わせる。