昔は7軒で地蔵尊の月々の掃除や世話をしていたが、高齢化や家庭の都合で、現在は小坂家、和田家、山本家、前田家、川崎家の5軒で担当している。町の仕組みが変わり、今は本町になっているが、昔は鍛冶屋町だったよしみで5軒で地蔵守をしている。えびやさんも鰐口を寄贈された縁で地蔵盆などの付き合いをされている。小坂家では、平成15年度から地蔵盆に関する書類を保管している。地蔵盆は、2日間、町内で誕生した子どもの名前を入れた提灯を約40個飾る。地蔵尊は「子育て地蔵」とも呼ばれ、子どもが喜ぶような盆踊りをしている。盆踊りは、8月22日に町の人たちが協力して準備し、当日の8月23日、24日を迎える。当日は米もしくは1円でお菓子と引き換えするほか、くじ引きもあり、来られた方には豆茶を振る舞うそうだ。
写真12 地蔵盆の様子と書類(平成29年度)