第八泰栄丸(船内設備概要)

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 長さ(登録)22,8m 全長25,0m 幅(登録)4,2m 全幅4,7m 深さ(登録)1,9m 総トン数 49,81t
 定員 船員6人 旅客0人 その他の船員0人 計6人
 乗務員 船長・機関長・甲板員2人 計4人
 国籍船籍 日本国 長崎県長崎市
 建造所 兵庫県津名郡北淡町 大崎造船所
 
機関部
 主機:ヤンマー 6M200HP. 750R.P.M. 海水直接冷却、過給機無し、圧縮空気始動式
 逆転機:ヤンマー 液圧制御方式
 搭載燃料:A重油 1,2キロリットル 4タンク 計4,8キロリットル
 サービスタンク 800リットル手動給油式
 プロペラ:ミカド ダイヤ1,200mm ピッチ860mm 3ブレード
 プロペラシャフト:SUS150mm
 雑用水ポンプ:3インチギャーポンプ(吸込み・ホース75mm、排水・固定配管)
 2インチギャーポンプ(吸込み・ホース50mm、排水・ホース40mm)
 主機軸発電機:DC24V 3kw
 バッテリー:N200 型4個
 補機発電機(汎用携帯型):ヤンマー AC100V
 3.5kw(夜間の荷役時に投光器3器使用と、排水水中ポンプ起動用)
 甲板機器油圧ポンプ:内田油圧製 主機前電磁クラッチPTO
 
甲板部
 操舵装置:佐浦製作所製コンパスオートパイロット・舵リモコン付き・油圧操舵
 航海計器:レーダー 古野電気 FR-7040D 5kw
      GPS    古野電気 GP-50
      ロランC  日本無線
      ナブテックス 古野電気
 船舶電話:NTT DoCoMo 地上波
 甲板機械:油圧式デレッキクレーン 旋回・ラック式ピニオンギャー、起伏・ワイヤー巻取り式動索ステンレスワイヤー16,0mm、上下・2,0t動索鋼製ワイヤー12.0mm
 電磁弁式ワイヤードリモコン操作(明石型生船で甲板機械の油圧装備船は、泰栄丸の2隻だけだと思います。)
 キャップスターン:油圧式1機 電動式1機
 
賄関連
 清水タンク艫左舷 約1,000リットル(食器洗いは海水で行い、清水で塩分除去。米砥ぎは海水で行い、清水にて炊飯)
 ガスコンロ 2口
 ガス炊飯器 5合炊き 1台
 冷蔵庫 DC24V 60リットル 1台
 
活魚荷役・装置
 酸素ボンベ 47リットル型 4本
 エアーブロアー DC24V仕様 2機
 酸素分散器 古橋機器 規格 1号品かまぼこ型85×90×600 酸素吐出量 5リットル/min 8個
 生簀スカッパ 木栓式 総数150個
 生簀内積載網 75K 網8層分 120K 網8層分
 タモ 魬用通常積み込み用 900mm×1,000mm
 8節網 1式
  魬用計量用 800mm×800mm 8節網
 1式
  (水タブ・シートタブと呼んでいました。海水ごと掬うタイプ網の内部にキャンバス生地が張っています。)
 大水タブ 250リットル(主に鯛用)900mm×1,000mm 1式
 中水タブ 150リットル(主に鯵等の小型魚種用)800mm×850mm 1式
 小水タブ 100リットル(主に鯛、河豚等の稚魚用)700mm×700mm 1式
 (上記水タブは、2代目が最初に発明考案したもの現在の生船ではスタンダードに成っています。)
 アデ(左右の2本の棒に網が付いたもの、生簀の両端から魚を追い込む網)
  デレッキ昇降用 魬揚げ荷用 底空きタイプ 1式
  デレッキ昇降用 小型魬揚げ荷用 底空きタイプ 1式
  大型魚種追込み用 12節網装着 1式
  小型魚種追込み用 25節網装着 1式
 計量機器
  250kg木製棒秤 1式
  150kg木製棒秤 1式
  25kg木製棒秤 1式

UI001 㐧弐泰栄丸(1973年まで運用) NS-5554は長崎船籍 小型の明石型生船(30t程度)長崎県五島列島福江島


UI002


UI003


UI004

UI002 一富士二鷹三茄子の船首飾り模様は「山九」大日水産富島造船所 1973年第五住吉丸購入、後の㐧五泰栄丸 長崎県五島列島福江島
 
UI003 大日水産第五住吉丸 長方形換水口 1973年9月購入時で廻航中 長崎県五島列島福江島
 
UI004 㐧三泰栄丸 造船所不明、奥の明石型生船は㐧弐泰栄丸 1973年12月 長崎県五島列島福江島三井楽町柏港(現長崎市五島市三井楽町柏)
UI005 㐧五泰栄丸 長崎県南松浦郡岐宿町岐宿港(現長崎県五島市岐宿町)1974年
UI005 㐧五泰栄丸 長崎県南松浦郡岐宿町岐宿港
(現長崎県五島市岐宿町)1974年
UI006 船名銘板は泰栄丸 1974年
UI006 船名銘板は泰栄丸 1974年


UI007 船名は旧、高知県土佐清水市、吉徳水産の吉徳丸、後の第八泰栄丸
長崎県長崎市戸石町戸石港、背後は牧島 1978年

UI008 船尾名は住吉丸から㐧五泰栄丸長崎 1974年
UI008 船尾名は住吉丸から㐧五泰栄丸長崎 1974年
UI009 唐草の船首飾りは、新造船当時の物で「丸に川」は吉徳水産の紋章
UI009 唐草の船首飾りは、新造船当時の物で「丸に川」は吉徳水産の紋章


UI010 戸石港入港時(ブリッジ横から排水)、ファンネルマークはTマルティー 前面は牧島

UI011 第八泰栄丸長崎市 艫付け接岸中 1989年6月27日 長崎県長崎市戸石町戸石港
UI011 第八泰栄丸長崎市 艫付け接岸中
1989年6月27日 長崎県長崎市戸石町戸石港
UI012 出港した第八泰栄丸、艏付け接岸から後進離岸し回頭中 1989年6月27日
UI012 出港した第八泰栄丸、艏付け接岸から後進離岸し回頭中
1989年6月27日
UI013 第八泰栄丸(49,81t) 一富士二鷹三茄子の船首飾り模様は丸川、煙突マークはT
UI013 第八泰栄丸(49,81t)
一富士二鷹三茄子の船首飾り模様は丸川、煙突マークはT
UI014 牧島の島影には鯛・河豚・魬の養殖筏が並ぶ。1992年
UI014 牧島の島影には鯛・河豚・魬の養殖筏が並ぶ。1992年


UI0015 第十一泰栄丸 旧長崎漁港中之島、ブリッジの後ろ辺りが旧JR長崎駅、左側は現在の長崎県庁舎。
戸石港以外良く接岸した場所、船が数日後に解体される予定。1995年3月18日


UI016 登録番号第120510号 後部デッキの下(板張り)部分に乗組員居住区、賄室(炊事場)、調理台と水槽(真水用)、トイレ等の生活空間がある。


UI017 第十一泰栄丸長崎市 船尾の開口部はシートで締めることができる。白い箱は「吊り便所」


UI018 活間は4艙8区画で、第八泰栄丸と同じ

UI019 第十一泰栄丸 旧長崎県西彼杵郡野母崎港野母港<br>(現、長崎市野母崎町)解体に入った所。1995年4月2日
UI019 第十一泰栄丸 旧長崎県西彼杵郡野母崎港野母港
(現、長崎市野母崎町)解体に入った所。1995年4月2日
UI020 一富士二鷹三茄子の船首飾り模様は山戸、元は大分県佐伯市蒲江の有限会社 戸髙水産所属「盛漁丸」(40t)
UI020 一富士二鷹三茄子の船首飾り模様は山戸、
元は大分県佐伯市蒲江の有限会社
戸髙水産所属「盛漁丸」(40t)
UI021 家族で協力して船首飾り(右舷)を剥がす。
UI021 家族で協力して船首飾り(右舷)を剥がす。
UI022 船釘と接着剤で貼り付けられた船首飾り(左舷)をバールで剥がす。
UI022 船釘と接着剤で貼り付けられた船首飾り(左舷)をバールで剥がす。
UI023 第十一泰栄丸長崎市の船尾 船尾の白い箱は吊り便所 1995年4月2日
UI023 第十一泰栄丸長崎市の船尾
船尾の白い箱は吊り便所 1995年4月2日
UI024 戸石漁港 対岸の牧島との間に牧戸橋が1969年完成。
UI024 戸石漁港 対岸の牧島との間に牧戸橋が1969年完成。
UI025 右は第八泰栄丸(明石型生船)、左は泰栄丸(FRP生船)トン数は19トン
UI025 右は第八泰栄丸(明石型生船)、左は泰栄丸(FRP生船)トン数は19トン
UI026 泰栄丸(FRP生船)、OT2-2313は大分県船籍 後部デッキの形は明石型生船に似ている。購入直後 1997年
UI026 泰栄丸(FRP生船)、OT2-2313は大分県船籍
後部デッキの形は明石型生船に似ている。購入直後 1997年
UI027 木造船からFRP船に変わっても生間配置は同じ。活間は4艙8区画で、使用区画は活間3艙6区画
UI027 木造船からFRP船に変わっても生間配置は同じ。
活間は4艙8区画で、使用区画は活間3艙6区画
UI028 橘湾を走る泰栄丸、背後は牧島
UI028 橘湾を走る泰栄丸、背後は牧島
UI029 第八泰栄丸(明石型生船)
UI029 第八泰栄丸(明石型生船)
UI030 第八泰栄丸入港 平成9年1月19日 一富士二鷹三茄子の船首飾り模様は丸川
UI030 第八泰栄丸入港 平成9年1月19日
一富士二鷹三茄子の船首飾り模様は丸川


UI031 右は第八泰栄丸(明石型生船)、右舷側ステンレスパイプは油圧甲板機械用のハイドロライン
左は泰栄丸(FRP生船)バケツにブリ


UI032 第八泰栄丸入港


UI033 第八泰栄丸の生間枠は長年の使用によりすり減っている。
ハッチコーミング横のロープは活間艙内に張る網の底ロープを結束する部位