実際に拝見した第拾壱盛漁丸の寝室はどうであったのか。まず寝室の場所だが、機械室の後、船尾側に位置している。寝室は船底に近い低いところにあり、機械室と反対の船尾側にある階段を昇れば、米や炊飯器などを置いている部屋に出る。その部屋の船尾側の扉を出ると炊事場がある(写真1)。
船首側の機械室と寝室をつなぐ扉は、縦横約75×約50cmの小ささで身を屈めて通らなければならない。
反対を向いた船尾側の部屋との間には、約80×約100cmの出入口があり、その段差は約110cmある。段差があるため、寝室側にかけられた階段を使って移動する必要がある(写真2)。階段本体は壁と縄でつながれ、倒れないように固定されている。床は約230cm×約190cmの広さで黄色いマットが敷かれており、床に座って作業することもできる。靴は寝室の外で脱ぐようになっている。
マットは約76cm×約95cmの範囲で取り外せる状態になっている。そのマットの下には、木の板があり、木の板も外せるようになっている。