旧村名 | 神社名 | 祭神 | 創建伝承など |
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拝島 | 日吉神社 | 大山咋命 羽山戸命 香山戸命 | ◎拝島村鎮守、天暦年間(九四七~九五六)大日堂の守護社として創建されたと伝える。 ◎寛保元(一七四一)年山王大権現の称号を許されたのを記念して社殿再建、神輿の新造が行われた。 ◎嘉永四(一八五二)年社殿を再建 ◎安政二(一八五五)年、本殿彫刻が制作された。彫刻は矢部建次郎、漆師は矢部重次郎。拝殿の格天井の花鳥図は坪山洞山の筆。 ◎「榊祭り」は都の無形民俗文化財。 |
天神社 | 菅原道真 | ◎文禄年間(一五九二~九五)谷保天満宮から分霊を勧請したと伝える。 ◎第二次世界大戦までは子供中心の天神講があった。 | |
神明神社 | 天照大御神 宇賀御魂命 素盞鳴命 | ◎正平年間(一三四六~六九)新田義貞の家臣三津田源之進が拝島に移住し小祠を建てたことにはじまると伝える。 | |
白山神社 | 白山比咩命 伊弉諾尊 伊弉冉尊 | ◎文禄三(一五九四)年創建の棟札があったと伝える。伊弉諾尊・伊弉冉尊を祭神としていたが、貞享二(一六八五)年、作目村流失の際、鎮守白山神社の分霊を勧請し、社名を改称したという。 | |
田中 | 稲荷神社 | 豊宇気毘売神 | ◎宝暦十(一七六〇)、田中村鎮守に定められた。当初は段丘下にあったが、多摩川の洪水にあって段丘上に移転、さらに昭和十五年に現在地に遷座した。 |
風田社 | 志那都比古神 志那都比売神 | ◎創建年代未詳 大永年間(一五二一~二七)に修復したという伝承がある。 ◎もとは田中村鎮守 境内地が拝島村に移ったため拝島村持ちとなった。江戸時代までは日月宮といわれ、ここを風殿の森といった。 | |
上川原 | 日枝神社 | 日本武尊 大山咋命 | ◎上川原村の鎮守創建は天正七年(一五七九)とされている。平成二年現社殿再建。 |
惣十稲荷社 | 宇賀御魂命 | ◎天保六年(一八三五)村民が肥後国の惣十稲荷を勧請したのにはじまる。富士塚の上に鎮座する。この富士塚には浅間社(木花開耶姫命)も並んで祀られている。 | |
大神 | 駒形神社 | 大己貴命 少彦名命 | ◎大神村の鎮守 創建年代未詳 永禄十二年(一五六九)兵火に焼かれたという伝承がある。 ◎文久元年(一八六一)に入間郡の人が奉納した絵馬が観音寺に残されている。 |
稲荷神社 | 宇賀御魂命 天照大御神 | ◎創建年代未詳 大神村発祥の時代の鎌倉時代と考えられている。風土記稿に「村名の起こりは…此地古え大社の神明ありしゆえ…今林中に坐す神明宮は其の遺跡なり」とある。俗称神明様・お伊勢の山とよぶ。江戸時代に稲荷神を合祀したので神明稲荷とも称した。 | |
宮沢 | 諏訪神社 | 建御名方命 | ◎宮沢村の鎮守 創建年代は詳らかでないが、信州諏訪大社の分霊を勧請したと伝える。現社殿は昭和三二年の再建。 ◎境内の泉「宮社の沼沢」が村名の由来といわれる。 |
中神 | 熊野神社 | 伊弉冉尊 速玉之男命 事解男命 | ◎中神村の鎮守 創建年代は詳かではないが、延文五年(一三六〇)熊野本宮の分霊を勧請したと伝える。祭礼の日に奉納される獅子舞は三五〇年の伝統があるといわれ、都の無形民俗文化財に指定。 ◎推定樹齢四〇〇年といわれる大イチョウがあり神木として崇められている。 |
日枝神社 | 大山咋命 | ◎創建年代未詳 熊野神社が創建される以前は中神村の鎮守であったという伝承がある。 ◎熊野神社に奉納される獅子舞は、ここに奉納されてから熊野神社に向かう。 | |
築地 | 十二神社 | 天神七代 地神五代 | ◎築地村の鎮守 年代未詳 文化八年(一八一一)の洪水の際に村落と共に旧地に遷座されたが、平成十五年都道開通によって現在地に遷した。 |
福島 | 福島神社 | 日本武尊 | ◎福島村の鎮守 創建年代未詳 天文年間(一五三二~五四)にはすでに鎮座していたという口碑が残されている。古くは蔵王権現社と呼ばれていたが、明治初年現社号に改称。 |
郷地 | 稲荷神社 | 宇賀御魂命 | ◎郷地村の鎮守 天文年間(一五三二~五四)に勧請と伝え、また元和元年(一六一五)再建の伝承がある。 ◎境内に推定樹齢四百年の大欅がある。 |