一万年前のアキシマ人

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 気候が温暖になり始め、氷がとけると、海水面が上昇しました。これまで大陸とつながっていた日本列島が、それぞれ独立した島になり、大陸と自由に行き来していた動物や人類が、列島に閉(と)じ込(こ)められてしまいました。
 気温の上昇にともなう気候の変化のためか、これまでいた大型動物のナウマンゾウ、オオツノシカ、マンモスなどが絶滅してしまいました。
 今の昭島市の地域に人がいた証拠に、いくつもの縄文時代(約一万二千年前~二千数百年前)の遺跡が発見、発掘されています。林ノ上遺跡(緑町)、上川原遺跡(上川原町)は、約九千年前の遺跡で、住居跡や土器、石器などが発見されています。