昭島市の誕生

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 昭和二十九(一九五四)年五月一日には、昭和町と拝島村が合併して、昭島市が誕生しました。

市章
外面(紫)は「昭」、内面(白)はカタカナの「マ」を四個組み合わせ「島」を表しています。

 翌年の国勢調査によれば、昭島市の世帯数は八千五百四十四世帯、人口は三万八千五百十九人でした。
 市となってからは、水道もつくられ、青梅線の複線化工事も進み、道路も舗装され、交通もたいへん便利になりました。各駅の周辺も、それにつれて、しだいに発展するようになりました。
 農業の様子も変わりました。米だけではなく、梨などの果実も作るようになり、畑では野菜を主に作りました。また、苗木作りもだんだん盛んになってきました。一方、専業農家が少なくなり、勤めに行く人が増えました。

中神町の梨園 昭和31(1956)年
昭島市民秘蔵写真集より