元禄の地方直し

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 絶対的な経済力をもっていた幕府も、元禄(一六八八~一七〇四)のころになると、財政が苦しくなってきました。そこで、幕府は地方直しを再び行い五百石以上の旗本をすべて地方知行にしました。
 その結果、昭島でも変化がありました。幕府領だった大神村には土岐定武、同じく中神村には坪内定鑑が新しく領主になりました。また、その後の旗本領地替(が)えで、宮沢・拝島村は岡部氏、中神村は曾雌氏が領主に加わりました。
 こうして、新しく五人の旗本が昭島地域の領主に加わりました。

支配領主の変遷