文化の種類とそのレベル

113 ~ 113
 昭島では、俳諧の外に、和歌、しゃれや滑稽を主とする狂歌、古典に基づき日本の固有の精神を明らかにしようとする国学、娯楽を主とした読み物である戯作、生け花、剣術、易経の説に基づいて占いをする易学などが行われていました。
 天保期に書かれた記述には、「諸芸の高い水準に上達するところが、かなり離れた田舎にある。江戸と同等というわけにはいかないが、田舎をあなどるのはまちがいである」と記されていました。ここに記されている田舎とは八王子周辺を指していますが、昭島も含まれていたと考えられます。
 昭島でも、俳諧や国学に関心を持つ、田中村矢島定右衛門(俳号 吉従)が、江戸の学者清水浜臣に国学を時々学んでいました。