目次
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第Ⅴ編 近代の昭島
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第2章 大正から昭和へ
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二 昭和時代に入ると
軍需産業都市として
180 ~ 180
昭島市域の工場は、昭和十九年には、二十四を数え、さらに二つの工廠があり、東京の内陸工業地域として、軍需産業都市として発展していきました。
これらの工場で働く従業員は、東京や近隣の地域より通勤して来る人も多くいました。
そのような通勤者のために、昭和十二年には、青梅鉄道に昭和前駅(現在の昭島駅)がつくられました。さらに、昭和十七年には、東中神駅がつくられ、従来よりあった中神駅を含め、これらの駅では、朝夕通勤客で混雑するという、新しい現象を生み出しました。青梅鉄道の駅周辺には新たに商店が建ち並び、商店街ができあがりました。
昭和前駅(昭和17年)昭島市民秘蔵写真集より