社会の改革

197 ~ 197
 政治だけでなく社会の制度も改革されていきました。
 明治からの社会や経済の変動により、このころには、ほとんどの農家が地主に土地を借りて、不利な条件で耕作する小作農や自小作農になっていました。
 そこで、都会に住み、農地を貸(か)し与えて小作料を徴収するという不在地主の制度をやめ、その土地を小作人に与えることにし、農業の生産力を高めようとしました。この農地解放の結果、ほとんどの耕地が自作地になり、自作農が増えました。
 また、財閥が再びできないように独占禁止法を定めるとともに、労働者の権利を認めたり守ったりする法律も作られました。
 さらに、教育制度も改められ、新しく作られた教育基本法や学校教育法に基づく教育改革が実施されました。
 この改革により、六・三・三・四制の制度で、民主教育が行われるようになりました。
 政治、社会、経済、教育の改革により、人々の生活は大きく変わり、生活の仕方も変わっていきました。