その後、立川市域(立川・郷地駅間)が比較的早く道路(立川南通り)となった一方で、昭島市域は線路跡で野菜を作る人が出たり、不法投棄が目立つ放置状態のところもありました。その後、国鉄の民営化を経て、管理していた国鉄清算事業団から昭島市が敷地を取得し、「五鉄通り」として道路整備が行われました。
表3 五日市鉄道概略年表
大正8.4 | 紅林七五郎らが「軽便鉄道敷設願」提出(拝島村起点) |
大正9.3.13 | 「軽便鉄道敷設起点変更願」提出(立川駅起点) |
大正9.8.9 | 「五日市鉄道起点変更願」提出(拝島駅起点) |
大正10.7.15 | 五日市鉄道敷設免許が交付される(拝島・五日市間) |
大正11.11 | 「五日市鉄道延長願」提出(拝島・立川間) |
大正12.12 | 南武・五日市両鉄道が連絡延長願提出 |
大正13.2.8 | 五日市鉄道立川延長線免許交付(立川・拝島間) |
大正14.4.21 | 五日市鉄道開業(拝島駅・五日市駅間。11.1㎞) |
大正14.9.20 | 武蔵五日市・武蔵岩井間開業(2.7㎞) |
昭和5.7.13 | 五日市鉄道立川延長線開通(立川・拝島間。8.1km) 市域に郷地、武蔵福島、南中神、宮沢、大神、武蔵田中、南拝島の7駅が開設される |
昭和6.12.8 | 拝島支線開業(武蔵田中・拝島多摩川間。1.6㎞) |
昭和15.9.1 | 南武鉄道と合併(南武鉄道五日市線。立川・武蔵岩井間) |
昭和19.4.1 | 国有化される(国鉄五日市線) |
昭和19.10.11 | 五日市線の立川・拝島間、拝島支線が休止となる |
昭和32.5.19 | 五日市線が気動車化される |
昭和36.4.17 | 五日市線が電化される(拝島・武蔵岩井間) |
昭和46.2.1 | 大久野・武蔵岩井間廃止 |
昭和57.11.15 | 武蔵五日市・大久野間廃止 |
昭和62.4.1 | 国鉄が民営化される(JR五日市線) |
平成3.3.30 | 旧五日市鉄道廃線跡敷地を昭島市(土地開発公社)が国鉄清算事業団から取得 |
平成12.3 | 旧大神駅跡にポケットパーク完成。説明板設置 |
平成17.1.1 | 廃線跡を「五鉄通り」と命名 |