武蔵福島駅跡

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 武蔵福島駅は昭和公園西側の南北道路に接していました。この道は古くは大山道で、現在は福島通りの名前が付いています。北に行くと青梅線東中神駅、逆にそのまま南下するとかつては福島の渡しがあった多摩川に至ります。
 この駅も停留所です。上の空中写真でもわかるとおり大きな駅舎などは見当たりません。福島通りには踏切があり、その踏切番(踏切看守)が居住する家屋が駅舎を兼ねていたと思われます。
 線路跡は福島通りを横切り、西に向かいます。
 福島通りから西の廃線跡は住宅街で消えており、一度南の奥多摩街道に出て迂回する必要があります。
 

画像①30 武蔵福島駅の空中写真(1944年米軍撮影。国土地理院所蔵)

 左下の矢印が武蔵福島駅。撮影日が1944年11月7日のため五日市線休止直後。北側一帯は陸軍航空廠の技能者養成所。運動場や宿舎などは現在は昭和公園となっている。上部の道は現在の江戸街道でその北側は現昭和中学校。
 

画像①31(現在)武蔵福島駅跡
左が福島通り。南から撮影。駅は正面の集合住宅付近。線路跡は駐車場と住宅の間。

 

画像①32(2009.3.21)線路跡にあったタクシー会社(玉川町3-4)