南中神駅は大きな駅だった

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 武蔵福島駅跡から西に向かい、多摩大橋通りを横切ると西に向かう道路があります。桜の木が道路右にある付近(画像①35)は、本線の両側に貨物の線路が並行していました。桜の木の先、道路突き当り付近から中神停車場通りの手前までの一帯が南中神駅のいわば構内敷地です。なお、駅への入口は、西側の中神停車場通りにありました。
 南中神駅はこれまでの駅とは違い「停車場」のため、列車の行き違いが可能で、貨物の積込所などが構内にありました。
 駅ホームは、現在の住宅供給公社「玉川町五丁目住宅」1号棟の北付近です。この団地は、昭和五十四(1979)年に駅舎や貨物ホームの跡地、桑畑などに建てられています。
 

画像①35(現在)南中神駅跡の東

 

画像①36(現在)駅の中心跡を東から