武蔵田中駅跡はどこか

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 この駅からは拝島支線(砂利線。第4章参照)が分岐しており、重要な駅でした。しかし、駅舎はなく簡易なホームがぽつんとあるのみです。
 駅の位置は、残されている平面図(画像①50)によると本線路の南側で、二本の道の間にあります。
 廃線から三十年後、昭和五十年当時の駅跡を写した貴重な写真が画像①51です。まだ開通前の新奥多摩街道で、通行止めの先が五日市鉄道の本線跡、左に見える道が砂利線の跡です。通行止めバリケード手前あたりが駅ホームの跡になります。下の画像①52は駅跡を撮影した現在の写真で、西方向を写しています(第4章画像④4参照)。
 

画像①50 武蔵田中停車場平面図
部分、加筆あり。現在道24は廃道状態(東京都公文書館315.C2.03)

 

画像①51 1975年当時の武蔵田中駅跡
(佐藤美知男氏撮影。西方向を写す)

 

画像①52 現在の武蔵田中駅跡付近
ここから南拝島駅までは新奥多摩街道が線路跡。左斜めの道路が砂利線跡で、その入口付近の新奥多摩街道上が駅ホーム跡。