五日市鉄道計画との関連

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 紅林七五郎らの専用鉄道申請によると、福島村や築地村の多摩川で採取した砂利、現在の奥多摩町、青梅市やあきる野市から伐りだした木材を東京市方面へ輸送するとあります。この申請は大正七(1918)年五月に認可されました。認可が遅れた理由は不明です。
 こうして、やっと認可を得た専用鉄道ですが、認可直後の大正八(1919)年に大きな動きがありました。それは、紅林七五郎が五日市鉄道敷設計画にこの専用鉄道を組み込んだのです(第1章9ページ~参照)。ご承知のとおり、この壮大な計画は実現せず、その時点で、紅林七五郎にすれば専用鉄道の必要性は薄れたと思われます。