陸軍航空工廠とは

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 中神駅からの専用線が引き込まれた陸軍航空工廠は、陸軍造兵廠名古屋工廠を母体にしています。昭和十四(1939)年秋には移転が始まり、当初は名古屋工廠立川兵器製造所と呼ばれ、同十五年四月に陸軍航空工廠として設立されました。当時の所在は北多摩郡昭和村福島。施設の中心は、現在の昭島市もくせいの杜二丁目にありました。
 航空工廠は陸軍では唯一の飛行機製造所で、終戦間近の昭和十九(1944)年の従事者は一万四五〇〇人ともいわれます。
 

画像⑤2 名古屋工廠から青梅電気鉄道に出された移転計画書
○秘扱いの昭和15年2月7日付文書。青梅電気鉄道文書14I65)。
貨車800台で機械類を名古屋から西立川駅・中神駅へ輸送する計画が書かれている。