陳情書

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 私達は青梅線中神側線の用地提供者として、昭和四十四年十二月当時の防衛施設局長宛に、敷地不用の場合の処置について昭和二十五年に締結した賃貸借契約書の内容修正を御願いすると共に、国に於いて買収の措置を御考慮賜われば幸であるとの意思表示をいたしましたが、今以って何等の御通告を頂けず年々更新の催告のみ受けて参りました。
 御承知の通り地主の中には面積も狭小にて其の上袋地であるため仮に返還されたとしても後の使用に困る者も多数御座います。
 尚貸付面積については疑義を抱いている者もおりますが、大体の意見としては現状の儘の姿で御買上げ頂く事が望ましいと申しております。もっとも法規の定むる処に従って実測後、処置すると言う事に相成りましても既定の面積は保証して頂くよう御配慮の上御買上げ賜りたく、ここに有志一同の意志を代表して陳情いたします。
  昭和四十七年四月二十八日
          中神側線地主代表
                 石川登作
                 石川重雄
                 小町久作
 
東京防衛施設局長
      元山清人 殿