三 竜津寺東・大日堂下遺跡

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 竜津寺東遺跡の東部から大日堂にかけての拝島段丘の縁辺に当る地域で、須恵器・土師器片が散布している。その散布範囲は一万平方メートルを越えるのではないかと思われ、昭島市域の集落では他の地域に匹敵する規模をもっているであろう。隣接の福生市でも平安時代集落は拝島段丘に営まれており、段丘縁にそって東西に走る道は、竜津寺東・大日堂下遺跡の集落をへて福生市に入り、さらに西上するものと推定される。
 竜津寺東・大日堂下遺跡の平安時代遺跡は偶然の機会からも発掘されたことはなく、その状況は全く知られていない。